抗がん剤(化学療法)を受けるまでの準備
乳がんサバイバーのアロマフィールドです。
TC療法(ドセタキセル/エンドキサン/シクロホスファミド)という
抗がん剤投与を、4回受けることに決めて、治療開始日までの準備のことを書きます。
病院からは、最初に「ウィッグ」を早めに購入することをアドバイスされます。
そして、私も、最初にウィッグの資料を見たり、お店へ行って試着したり、帽子屋さんへ行って帽子を購入してみたりと、長期的に付き合うことになる脱毛に関するアドバイスが多くありましたあ。(私自身は、尼さんのような髪型ですので、ありがたいなぁ~と思うのですが、やはり外出時は、周りの方々が心配をすることや女性の丸坊主姿は、インパクトが強すぎるので、帽子やスカーフなど、見かけのことはいろいろと研究しました)
しかし!
まずは、4回の抗がん剤という強い薬剤投与への、身体が少しでも楽に過ごせるようにする準備は、大切です! 少なくとも、私は少しは楽に乗り切れたのかな、と思います。
① 保冷剤
・頭を冷やす用
・目を冷やす用
・手先を冷やす用 ※病院によっては、フローズンミトン、という
手専用の保冷剤が用意されていますが、病院にご確認ください。
・足先を冷やす用 ※同じく、フローズンソックスという
足専用の保冷剤が用意されますが、病院にご確認ください。
→わたしの通院していた病院では、手足ともに用意があって助かりました。
でも、途中で、だいぶぬるくなるので、保冷剤を途中追加していました。
Amazonで買える物のリンクを貼りますが、私の場合は、自宅の冷凍庫にあった保冷剤(食材についてくるもの)を多用しました。頭だけ、大きめの保冷剤を買いました。
②頭を冷やす保冷剤を止めるための帽子
こちらも、100均で買えるもので十分かもしれません。
わたしは、手持ちの腹巻きが、ちょうどいい塩梅でニット帽のようになったので、腹巻を頭に巻いていました(笑)。
③手、足の着圧手袋、靴下
手先、足先への血流が少ない方が、薬剤が行きにくくなり、副作用が少ない。
(止めたらだめですよ。少し減らす程度。)
(副作用が少ないのは、あくまでも、イメージでまだ研究段階)
こちら、手のための着圧手袋は、地元にあったダイソーで、指の着圧サポーターと手首のサポーターがあって、ちょうどいい感じの締め付け感だったので、ダイソーで購入して使いました。
④タオルや手ぬぐい
保冷材から滴り落ちてくる、水分を拭いたり、3時間ほどの投薬後に、頭などの水分をふき取るために使いました。
⑤手、足のクリーム(保湿のため)
毎晩、欠かさずに、手と足の爪の部分に、しっかりとクリームを塗りこんでいました。手足症候群、といって、表皮がめくれてしまう症状が出やすいとのことで、めくれると痛かったりと、気持ちが落ちる気がしたこと、そしてクリームのいい香りに心が癒されたことと、2つの良い面があって、毎晩、楽しみにクリームを塗ってました。
気分を上げるために、顔にも、ロクシタンを使っていました。ステキな香りです。
⑥体調や、食べたもの、散歩コースなどを記録する手帳(ノート)を作る
⑦氣分の上がる、パジャマ・部屋着の用意
抗がん剤投与後、1週間ほどは回復を待つことになるため、自宅内でゆっくり過ごせるように、心地いい服を用意しました。気分を上げるためです♪
⑧寝具 ーー カバー類一式、タオルケットなど肌に着く部分
抗がん剤投与後、48時間(2日間)は、汗や排せつ物に、抗ガン剤の薬剤が混ざっているそうです。体が、懸命に排泄しているんですね。健康に戻るためにも、しっかり排泄したいものです。
寝具は、洗濯すれば問題ないそうです(パジャマも同様)が、わたしは、タオルケットの代わりに、捨てても良いような使い古した大判タオルを使い、枕カバーも捨てるつもりのものを使いました。念のため、です。治療終了時に、一区切りの気持ちがあったので、枕カバーと大判タオルを感謝して廃棄しました。
ちょっと贅沢に、、、、という方向けにリンク載せておきます。
⑨細かいもの:眉毛のペンシル、チーク、ネイルカラー、アセトンFreeリムーバー
こんな感じで、小物をそろえてから、治療に向かいました。
抗がん剤を決めるまでの、気持ちが右往左往した過程や、治療経験者からのお話を伺ったり、知人関係の、お医者さんの意見を伺ったりしたことや、副作用の出たときの過ごし方などは、また次の記事で書きたいと思います。